航空機エンジンの整備で検査不正が発覚したIHIが、エンジン部品の製造でも出荷先に約束した検査を怠る不正をしていたことがわかった。IHIは部品の安全性に問題はないとみて緊急交換は実施しない方向だが、経営に影響を及ぼす可能性がある。
IHI、208件の航空エンジン部品で不正 社長が謝罪
複数の関係者によると、ブレードと呼ばれる羽根状の部品などで、社内の有資格者による品質検査を実施していなかった。この検査は出荷先の海外のエンジンメーカーに約束していた。不正は数千件にのぼる可能性がある。
対象部品をつくる相馬工場(福…