日亜化学工業(本社・阿南市)は今月から、社員の出産祝い金を大幅に引き上げた。昨年4月、10月に続く引き上げで、総務人事部の担当者は「全国的にも特に手厚い制度」と説明している。
社員本人か配偶者が産んだ子が対象。第1子誕生で30万円。2人目からは10万円ずつ増やし、第6子で90万円、第7子以降は100万円を支給する。大学卒業(22歳)まで支給される家族手当と合わせると、支給総額は子ども1人につき計290万~630万円になる計算という。
同社は以前は、子どもが生まれるたびに1万円ずつ支給していた。昨年4月に第1子を10万円として2人目以降は10万円ずつ増やす制度に変更。さらに10月、第1子を20万円に引き上げた。
今年3月に第6子が生まれ、祝い金を受け取った男性社員は「子育ての励みになる」と話しているという。(福家司)