樹齢約200年のしだれ桜に1800年以上の杉、1500万年前の石……。長野、愛知県境にある巨木、岩など15カ所を巡る日帰りツアーを同県豊田市大野瀬町の住民たちが始める。「地味だがすごいパワースポット」という触れ込みで、都会の人に広く知ってもらおうと企画した。
企画したのは、豊田市大野瀬町の元区長鈴木健氏(たけし)さん(69)ら有志。鈴木さんらは、市中心部からでも約50キロ離れた人口160人の県境の集落に観光客を呼び込もうと、夏にはホタルの観賞会を開いたり、無料で遊べるやなを矢作川に設けたりしてきた。昨夏で3回目になるが名古屋や大阪などから5千人以上が訪れ、中国からの観光客もいたという。
今回はそれらに次ぐ試みで、「1500万年の息吹にふれる」とうたった。住民たちがガイドとして案内する。
選んだ15カ所はいずれも、「…