NHK専務理事復帰案、2人棄権 「官邸に近い」の声も——贯通日本资讯频道
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NHK専務理事復帰案、2人棄権 「官邸に近い」の声も

NHKは9日、子会社のNHKエンタープライズで社長を務める板野裕爾氏を専務理事に復帰させる役員人事を発表した。25日付。経営委員会は同日の会合で人事案に賛成多数で同意したが、2委員は棄権。全会一致とはならなかった。


会合後に記者団の取材に応じた石原進経営委員長によると、棄権したのは、小林いずみ・ANAホールディングス社外取締役と、佐藤友美子・追手門学院大教授。関係者によると、上田良一会長から人事案が示された際、2委員は若手を登用する必要性や板野氏の資質に対する疑念などを述べ、棄権したという。


板野氏は経済部長などを経て、籾井勝人会長時代の2014年に理事から専務理事に昇格。番組制作のトップである放送総局長を務め、16年に任期満了で退任していた。今回の担当はグループ経営改革統括。板野氏については、「官邸に近い人物」(NHK幹部)との評価があり、局内からは再任を疑問視する声も出ている。他の人事は次の通り。


(25日付)専務理事 児野昭彦=再任▽専務理事(理事)荒木裕志▽理事 中田裕之=再任▽理事(広報局長)正籬聡


(24日付)退任(専務理事)坂本忠宣(理事)菅康弘


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