統一地方選前半戦では道府県議選で戦後最低の投票率が続出した。愛知県議選、名古屋市議選とも投票率は過去最低になったが、名古屋市の会社員男性は両方の選挙とも投票した。働き盛りの40歳。政治に期待はしていないが、「ある考え」があって投票所へ出かけた。
<男性はいまの会社に入って18年。市内で妻と子ども2人と暮らす。長男が通う小学校では、周りの子どもたちが中学受験を意識し始めた。公立中学を出た妻は受験に反対するが、自身は中高一貫校を出ているので、否定的ではない。>
私立の中学受験が「正解」
私は、いわゆる「やんちゃな子どもたち」と仲が良かった。それに両親が心配し、「この子は公立に行ったらグレる」と中学受験をさせられました。結果的にこれが良かった。
高校受験がないので、中学時代も自由に過ごせました。海外留学や自分の好きなことに打ち込める時間がありました。子どもにも私と同じようにしてあげたいな、という気持ちがあります。学費は公立より高いですが、今は私学助成があり、私立の授業料や入学金の一部で補助もあります。
<賃貸住宅に住み続けるべきか、持ち家を購入すべきかも大きな課題だ。名古屋市内の中心部で賃貸住宅を借りると思いのほか高いことがわかったからだ。>
住宅ローンで「転職できない」
だったら家を買って、ローンを返済する方が、結果的には安上がりになると思いました。住宅ローン控除も大きい。一軒家も憧れましたが、市内の中心部で持とうとするとしんどいので、今はマンションを考えています。
ただ、資産を持つとお金以外の…