7日投開票の統一地方選前半戦の大阪市議選(定数83)と京都市議選(同67)でそれぞれ落選した公明党の公認候補2人が、最下位当選者の当選無効を求め、各市選挙管理委員会に異議を申し出た。大阪市議選は4票差、京都市議選は6票差で落選しており、有効票と無効票を再確認するよう訴えている。
大阪市議選の東成区選挙区(同3)で落選した現職の則清ナヲミ氏(58)は9日に申し出た。同選挙区の無効票は694票だった。同市議選で公明は19人を擁立したが、落選したのは則清氏だけだった。
京都市議選の下京区選挙区(同4)で落選した現職の西山信昌氏(46)は11日に申し出た。同選挙区の無効票は386票。同市議選で公明は11人を擁立し、西山氏だけが落選している。(本多由佳、宮崎勇作)