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京都市議選、共産が全選挙区擁立こだわらず 戦後初めて

京都市議選(定数67)で共産党が戦後初めて、候補者の全選挙区擁立を見送った。東山区選挙区(同2)に公認候補を立てず、無所属新顔の支援に回る。


京都市議会の現有議席は自民党が19、共産党が18で、その差わずか1。両党は改選後の最大会派を目指してしのぎを削る構図だ。


共産党は定数が3から1減となった2003年に議席を失い、その後も議席を得られなかった。共産党京都府委員会の渡辺和俊委員長は「全選挙区擁立にこだわらず、状況によっては主張が合う党外の候補者と協力することが大事だ」と語り、当選後の会派合流も期待する。


選挙期間中は共産党の参院議員も選挙区入りし、この候補への支持を呼びかける予定だ。同選挙区にはほかに自民党、国民民主党の公認候補が立っており、他陣営からは「政党色を前面に出さずに幅広く支持を呼びかける戦略だろう」と警戒する声が出ている。(本多由佳)


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