青森県弘前市の弘南(こうなん)鉄道大鰐(おおわに)線で14日午後6時52分ごろ、2両編成の列車が脱線した。乗客10人と運転士1人が乗っていたが、けがはなかった。原因は調査中。弘南鉄道は大鰐線の運行を上下線とも見合わせていて、再開の見通しは立っていない。
弘南鉄道によると、脱線したのは14日午後6時50分中央弘前発大鰐行きの列車。弘高下(ひろこうした)駅(弘前市桜林町)の約250メートル手前にある踏切付近で、衝撃を感じた運転士が緊急停止したところ、先頭車両の左側の車輪がレール内側に脱輪していた。乗客には目的地の駅までタクシーで移動してもらう対応をとった。