鳥取県の人口4600人の小さな町の町長が昨年夏、「反乱」を起こした。相手は地元の地方銀行。地域の人口減などを受けて店を減らそうとする動きに対し、説明を求めて町の預金を引き揚げたのだ。超低金利で地銀も経営が厳しい中、地域の金融サービスをどう維持するのか。今は亡き町長の言葉は、重い問いを投げかけている。 地銀の支店撤退に「対抗」、町が預金を全額解約 鳥取 ◇ 「私、勝ち目のない喧嘩(けんか)をしようと思います」。2018年8月30日、フェイスブックにこんなメッセージが掲載された。 投稿したのは鳥取県日南町の増… |
町長が挑んだ、勝ち目のない「けんか」 地銀動かす
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