21日に投開票される長野県川上村議選(定数10)で、候補者の主張などが掲載された「選挙公報」が初めて発行された。だが、今回の候補者は12人なのに、載っているのは1人分のみ。村民からは「公平性が疑われる」と指摘する声も。いったいなぜ1人?
告示後の17日以降、村内の有権者に配られたB4サイズの1枚の紙。表には男性候補者1人の名前、経歴、主張が書かれ、裏面は白紙。これが今回の選挙公報のつくりだ。
村の選挙管理委員会によると、9日にあった立候補予定者向けの説明会で、選挙公報への掲載希望者を募った。だが、名乗り出たのはたった1人。村選管は、「希望者がいるのに発行しない方が公平性に欠ける」と判断し、1人だけの選挙公報を発行した。
そもそも、村で選挙公報がつく…