国民民主党は27日、夏の参院選京都選挙区(改選数2)について、前原誠司・京都府連会長の元秘書、斎藤アレックス氏(33)の擁立を断念すると発表した。LGBT支援に取り組み、立憲民主党が擁立する増原裕子氏(41)を支援する形で、候補者を一本化する。
会見した前原氏は「旧民主党勢力が協力し、自民党の議席を一つでも多く減らしたい」と説明。国民、立憲の候補者を一本化しないと共倒れになるとの危機感をにじませた。連合京都も両党に一本化を再三要請していた。斎藤氏は次期衆院選に擁立する方針で選挙区の調整を進める。
参院選京都選挙区へは、自民党が現職の西田昌司氏(60)、共産党が現職の倉林明子氏(58)を立てる。(安倍龍太郎)