国際研究チームが初めて撮影に成功した巨大ブラックホールの画像を使った「顔出しパネル」が、岩手県奥州市水沢星ガ丘町の国立天文台水沢VLBI観測所に設置され、見学者らの人気を集めている。撮影には本間希樹(まれき)所長ら同観測所所属の6人が関わっており、同観測所は「天文台の活動に広く関心を持ってもらえれば」としている。 ブラックホール撮影には南米チリや南極など世界6カ所、計八つの電波望遠鏡を使用。水沢観測所からは所長の本間・国立天文台教授が日本チーム代表を務め助教の秦和弘さんが「M87銀河」を撮影対象とすることを提案。特任研究員の田崎文得さんが観測データを画像にするソフトウェアを担当するなどしたという。 顔出しパネルは縦1・2メートル、横3メートル。「撮影成功」の発表(10日)から2週間後の24日、同観測所にある高さ23メートルの電波望遠鏡前の屋外に設置された。研究員らが画像を大型プリンターで印刷したり、ホームセンターで購入した板に貼ったりして手作りしたという。 パネル見学は無料。30日は休みで5月1~6日の開門時間は午前9時~午後5時。問い合わせは構内の奥州宇宙遊学館(0197・24・2020)へ。同館(有料)には今回の撮影の説明や参加スタッフの写真パネルも展示されている。(泉賢司) |
まさかのブラックホール「顔出しパネル」 天文台手作り
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