高知市観光協会は、市の観光PRをする「ミス高知観光キャンペーンレディー」の応募資格から性別や結婚の有無の項目をなくす。18歳以上なら誰でも応募できるようになり、協会は新たな名称を募集している。
ミス高知は約45年前から始まった。2年に1度選ばれ、高知市の観光PRイベントに参加したり、式典に出席したりしている。
今まで、応募資格は18~34歳の未婚の女性に限られていた。2017年に第42代目のミス高知を募集した際、「男性でもいいのではないか」「おじいちゃん、おばあちゃんがPRしてもいいのでは」という意見が協会によせられた。
協会が全国の中核市の観光大使の応募資格を調査すると、半分以上が女性限定で募集していたが、年齢や結婚の有無に制限を設けているものは少なかった。
協会は今秋に行われる第43代目の募集に向けて、18歳以上であればだれでも応募できるとした。合わせて「ミス高知」に代わる新たな名称も募集している。協会の橋本充弘事務局次長は「親しみやすく、『よくなったね』と言われるような名前を募集しています」と話す。
名称の応募は5月15日締め切り。応募の詳細の問い合わせは同協会(088・823・4016)へ。(森岡みづほ)