鈴鹿大学の学生らが起業したベンチャー企業の体験をまとめた「おてがる起業読本」を、国際人間科学部の高見啓一准教授(40)と学生が発行し、5月末にも発売する。一読して、起業が「難しくない」「楽しそう」と思えるよう工夫したという。
本のタイトルは「偏差値35のFラン文系地方小規模大学で学生ベンチャーをつくってみた」。FランはFランクの略で、高見准教授は「偏差値が最下層の大学を指す」と自虐的に話す。
内容では最低限必要な経営知識にも触れているが、最も大事なのは「コンセプト」と「ひと」だと説明。また、学生たちが1年間取り組んできた実践事例を、それぞれが書いている。
昨年4月に設立された企業名は…