大好きな古墳の情報をツイッターで発信する「古墳王子」こと、小学6年生の飯田怜大(れお)君(11)も14日、百舌鳥(もず)・古市古墳群(大阪府)の世界文化遺産への登録勧告を喜んだ。
古墳にコーフン「死んだら埋葬して」 小学生が魅力発信
百舌鳥・古市古墳群とはどんなところ?
飯田君は朝、名古屋市の自宅で母親の恵子さん(42)から登録勧告のニュースを聞いた。「びっくりした。いよいよ世界遺産になるんだと思った」
これまで訪れた古墳は300基以上。百舌鳥・古市古墳群には6回、足を運んだ。大山(だいせん)古墳(伝仁徳天皇陵)の周辺を自転車で回り、国内最大の前方後円墳(墳丘長486メートル)の巨大さを肌で感じて楽しんだ。古市古墳群には、国内で2番目に大きい「誉田御廟山(こんだごびょうやま)古墳(伝応神天皇陵)」(同425メートル)もあり、「古代にこれだけ大きな古墳を造るなんてすごい。高い技術力がある」と、その魅力を語る。
飯田君の将来の夢は、古墳の発掘調査をする考古学者になることだ。「いつか百舌鳥・古市古墳群の研究もしてみたい」
世界遺産への登録勧告をきっかけに、全国にあるさまざまな形や大きさの古墳にも関心が向くことを願っている。(小池寛木)