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経済の「モヤモヤ」解説 今の景気はいいのか悪いのか。政府が24日発表した月例経済報告の景気判断は2カ月ぶりに引き下げ。一方20日公表のGDPは予想外のプラス成長。いったいどうなっているのか。消費増税はどうなるのか。よくわからない景気の今を、GDPの「見せかけのプラス成長」から読み解きます。 景気の動向を示す重要な経済指標の一つがGDP(国内総生産)の成長率だ。そのプラスが大きければ景気がいいということになる。 内閣府が5月20日公表した2019年1~3月期のGDP成長率(物価変動の影響を除いた実質値)は、年率換算で2.1%。民間の専門家の一部は、米中通商摩擦や中国経済の減速などからマイナス成長も予想しており、予想外のプラス成長だった。 景気判断、2カ月ぶり引き下げ 「緩やかに回復」は維持 ところが内実は好調とはいえず、大きめのプラス幅は「みせかけ」だという声が出ている。いったいどういうことなのか。 そもそもGDPって? GDPは国内で新たに生み出された商品やサービスの価値の合計だ。 価値の合計とは何か。ジャムパンで例えてみよう。農家からパンメーカー、スーパーを経て消費者が買うまでをみると――。 ①農家が小麦を50円でパンメー… |
結局景気はいいの?悪いの? プラス成長は見せかけか
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