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トランプ氏と両陛下が会見 代替わりや相撲を英語で懇談

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-5-27 13:37:53  点击:  切换到繁體中文

 

国賓として来日したトランプ米大統領夫妻の歓迎行事が27日午前、皇居・宮殿東庭(とうてい)であり、続いて、天皇、皇后両陛下はトランプ氏と妻のメラニアさんと会見した。代替わり後、両陛下が国賓を迎えたのは初めて。


宮内庁によると、宮殿の竹の間で行われた会見では、トランプ氏が「陛下のご即位後、最初の国賓としてお招きいただいたことを光栄に思います」と述べ、陛下も「最初の国賓としてお迎えできることをうれしく思います」と応じた。また、日米関係についてトランプ氏は「過去の戦争などさまざまな歴史を乗り越え、今の素晴らしい関係が構築されているのだと思います」とも語ったという。


今回の天皇の代替わりが話題になり、トランプ氏が「譲位については200年以上行われていないと聞きました」と述べると、陛下は「歴史を振り返ればそれが普通のこととされていた時代もありました」と説明した。トランプ氏は2017年の前回の来日で上皇ご夫妻と懇談しており、「いかがお過ごしでしょうか」と尋ね、陛下は「お元気です。大統領によろしくとのことでした」とこたえたという。


前日に観戦した相撲についても話題に。トランプ氏が「長い伝統があり、大変力強く、素晴らしいものだった」と感想を述べ、「陛下は相撲をよくご覧になるのですか」と尋ねると、陛下は「それほどしばしば機会があるわけではありません。また、昨日大統領がご覧になったほど近くでは見ません」と伝える場面もあった。


皇后雅子さまとメラニアさんは、互いの子どもの教育やスポーツ、メラニアさんが取り組む青少年育成活動について話したという。


宮内庁幹部によると、前回上皇ご夫妻に面会した際はやや緊張していた様子だったが、今回は「両陛下に敬意を払いつつも、最初からリラックスした雰囲気だった。両陛下も会話を非常に楽しんでいる様子だった」という。陛下は、正式な懇談の場である会見中のみ、通訳を介し、それ以外の場面では英語で直接やりとりした。皇后さまは会見中も含め、全て英語で通したという。


会見後は両陛下がトランプ夫妻を南車寄せまで見送った。夜に宮中晩餐(ばんさん)会で再会するため、天皇陛下はトランプ氏に「See you soon」、皇后さまはメラニアさんに「Have a nice day」とそれぞれ声をかけた。


会見に先立ち、宮殿の東庭では歓迎行事が開かれた。トランプ夫妻を乗せた車列は午前9時すぎに正門から皇居へ。正門の鉄橋脇では皇宮警察音楽隊が出迎え、両陛下の結婚(1993年)を祝って故・團伊玖磨(だんいくま)氏が作曲した「新・祝典行進曲」を披露した。


午前9時20分すぎ、宮殿の南車寄せでは両陛下が迎えた。車から降りたトランプ氏は一度立ち止まり、小さく会釈。にこやかに「Nice to meet you」と話し、両陛下と握手を交わした。


歓迎行事には、両陛下や秋篠宮ご夫妻、安倍晋三首相らが出席した。天皇陛下とトランプ氏が並んで赤いじゅうたんの上を歩き、皇后さまとメラニアさんが続いた。その後、トランプ氏が1人で陸上自衛隊の儀仗(ぎじょう)隊の栄誉礼を受け、巡閲した。付近の小学校の児童や米国関係者が両国の国旗で出迎えるなど、歓迎ムードに包まれた。


米国大統領が国賓として来日したのは、2014年4月のオバマ大統領(当時)以来約5年ぶり、7人目となった。戦後初の国賓も米国で、1953年のニクソン副大統領夫妻(当時)だった。(中田絢子、長谷文)



 

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