阿波踊りの有名連(グループ)で作る「阿波おどり振興協会」は29日、今夏の徳島市の阿波踊りについて、総踊りの実施を含めて運営に全面的に協力すると発表した。振興協会は昨夏の運営を巡って対立した遠藤彰良市長に対話を求めていたが、遠藤市長は運営トップを退いたことなどを理由に対応を保留していた。山田実理事長は「阿波踊りのためこれ以上、混乱を深めるべきではない。1800人連員一同、笑顔で令和元年の阿波踊りを協会として成功させる努力を惜しまない」と話した。
振興協会所属の有名連の連長と共に記者会見を開いた朝日榮作会長は「県内外の阿波踊りを楽しみにしている人、踊り手の気持ちを受け止めて振興協会として全面協力することを決定した」と話した。総踊りについては、4カ所の有料演舞場で日替わりで披露するという実行委の要望に応じるという。
ただ、山田理事長は会見で、遠…