海洋プラスチック問題などペットボトルの環境負荷に関心が高まるなか、ペットボトルを多く扱う飲料メーカーや流通大手が、軽量化やリサイクル意識の啓発に力を入れている。プラスチックごみの削減と再利用を加速させる構えだ。
日本コカ・コーラとセブン&アイ・ホールディングス(HD)は、店頭で回収したペットボトルを100%使った緑茶飲料を売り出す。
セブン―イレブンなどの店頭に設置した回収機で集めたペットボトルをリサイクル工場に運び、新たなボトルに成形し、ここにコカ・コーラ社が飲料を詰める。商品名は「一(はじめ)緑茶 一日一本」(500mlで、税抜き118円)で、10日に発売する。資源の再利用が進むことで、二酸化炭素(CO2)排出量は商品1本あたり25%削減できる見込みだ。
回収機は約800台が設置され、2018年度は年間約3億本を回収している。今後、自治体とも連携して年間1千台を設置する予定という。
日本コカ・コーラのホルヘ・ガ…