2020年東京五輪・パラリンピックや大会後を見すえ、解決したい課題や取り組みたい活動を、企業トップらに聞きました。
董本洪・アリババ集団(中国)五輪担当役員
アリババは2017年以降、二つの分野で国際オリンピック委員会(IOC)の最高位スポンサー「TOP(トップ)」(The Olympic Partners)になっています。(インターネットを通じてソフトウェアなどを利用する)クラウドコンピューティングと電子商取引に関係する業務を提供しています。
スポンサーになったのは、アリババが中国から打って出てグローバル化する戦略の一環です。五輪は世界で最もレベルが高く、最大規模のイベントで、消費者は五輪そのものにブランド力を感じ、信頼しています。アリババは五輪の力を借りつつ、二つの分野で五輪のデジタル化を進め、技術力やブランド、企業文化を世界に広めたい。
五輪には非常に崇高な人類のスポーツマン精神が宿っています。全世界のスポーツに、スポーツを愛する消費者に影響力がある。私たちはいつかデジタル五輪を実現し、五輪精神を世界に、とりわけ若者に広めたい。スポンサーとして五輪に参加することは戦略的であると同時に、神聖な使命でもあります。
私は来年の東京五輪にとても興…