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愛の南京錠、重すぎた 「恋人の聖地」でフェンス撤去

愛媛県伊予市の松山自動車道伊予灘サービスエリア(SA)で28日、愛を誓う恋人たちが南京錠を取り付けていた専用フェンスが、カギの重みで倒壊の恐れがあるとして撤去された。大量の南京錠は返却のために1年間保管し、返却されずに残った分は溶かして愛の記念品に加工し直す。


伊予灘SAは松山平野や伊予灘を一望できるロマンチックな風景が楽しめることから、2008年に「恋人の聖地」に認定された。SAを管理する西日本高速道路が、上下線それぞれのSAに南京錠を取り付けられる専用の「ハートロックフェンス」を設置。10年余りで約7千個のカギが付いていた。


1・5メートル四方のフェンス6枚が並ぶ上り線のSAではこの日、カギの重みで1枚100キログラムに達したフェンスを作業員が4人がかりで撤去。フェンスの網の目を工具で切りながら、南京錠を一つずつ取り外していった。


撤去したカギは、来年6月末まで西日本高速道路愛媛高速道路事務所(松山市井門町)で保管し、返却希望に応じる。問い合わせは事務所(089・905・0181、平日午前10時~午後5時)へ。(藤家秀一)


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