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NGT48、暴行事件再発防止策 運営会社は役員を刷新

新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」は1日、元メンバーの山口真帆さんに対するファンからの暴行問題や運営会社の対応を巡ってグループの混乱が続いていることを受け、公式ホームページで「ご報告」と題して七つの再発防止策を発表した。メンバーへの防犯用のGPS付き端末の配布や送迎時のスタッフ帯同強化のほか、事件に関与したファンの男性と私的交流を持っていたメンバーがいたことから、「つながり防止対策」としてSNSのチェック強化などを行うという。


また、運営会社のAKSも1日に会社ホームページを開設し、役員の交代も明らかにした。


吉成夏子代表取締役名でのメッセージでは「グループの運営・管理において、皆様に大変なご心配やご迷惑をお掛けするような事態を招いたことは、成長に見合ったガバナンスが欠如していたことの表れであり、深く反省致しております」と謝罪し、「多くの女性の夢を預かり、メンバーが輝ける場所を提供し続けていく為には、成長だけではなく、企業として成熟していくことが重要であることを痛感し、社会的な責任を負える企業になれるよう、運営・管理体制の改善に着手しております」などとしている。


役員構成では吉成代表取締役を除いた3人の役員が退任した。AKS運営責任者としてこれまで問題を巡って記者会見などで対応してきた松村匠氏も取締役から退任し、48グループメンバーも参加する日韓合同のアイドルグループ「アイズワン」の運営に移るという。AKS広報によると、引責ではなく「新たな改革に着手する中で、会社全体の視点で適材適所で判断した」という。退任した役員に代わって、ガバナンス強化を目的に弁護士らが社外取締役となった。(加藤勇介)


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