土砂崩れで住宅が倒壊した鹿児島県曽於市の現場は、大隅半島北部の山間部にある。民家裏の斜面が高さ20メートル、幅20メートルほどにわたって崩れて落ち、家屋を押し倒した。この家に住む女性と連絡が取れておらず、消防団員や自衛隊員ら数十人ががれきを取り除きながら、捜索活動を続けた。
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集落の住民たちによると、高齢の女性が1人で暮らしていた。近くの女性は「朝6時過ぎに家がつぶれているのを見つけ、何度も女性の名前を呼んだが返事はなかった。一緒にグラウンドゴルフを楽しんでいた。なんとか助かってほしい」と話した。