アメリカ議会の上院は、日本がアメリカ産牛肉の輸入を解禁しない限り、日本産牛肉のアメリカへの輸出を認めないとの法案を賛成多数で可決しました。
法案は賛成72票、反対26票で可決されました。法案は、日本がアメリカ産牛肉の輸入を解禁しない限り、アメリカも日本産牛肉の対米輸出を認めない、という内容となっています。
日米両政府は、去年秋にアメリカ産牛肉の輸入再開で基本合意していましたが、食品安全委員会の審査など、日本側の安全確認の手続きが続いており、輸入はまだ解禁されていません。
法案提出者の民主党ネルソン上院議員は声明を発表し、「日本政府に強いメッセージを送ることになる」と、日本側に輸入の解禁を早期に実現するよう迫りました。