歌舞伎俳優の中村勘三郎（５０）が１日、名古屋・御園座「吉例顔見世」での襲名披露公演初日を親子そろい踏みで華やかに飾った。３月から始まった襲名披露歌舞伎の東京、大阪に次ぐ名古屋公演。勘三郎は口上で「名古屋は父がこよなく愛したところ。父同様ごひいき奉りますようお願いします」とあいさつ。満員の客席から拍手を浴びた。引き続き勘太郎（２３）七之助（２２）の親子共演による「連獅子」を披露。息の合ったしなやかでダイナミックな毛振りに、客席からは再三「中村屋」の掛け声がかかった。