歌舞伎俳優市川海老蔵(27)の銀幕デビュー作となる主演映画「出口のない海」(監督佐々部清)の製作発表が3日、都内で行われた。
50万部を超える横山秀夫氏のベストセラー小説が原作で、山田洋次監督(74)らが脚本。総製作費10億円以上を投じる。甲子園の優勝投手が第2次世界大戦で人間魚雷による特攻・回天に志願し、生きる意味を見つめ直す人間ドラマだ。
クランクインを今月下旬に控え、海老蔵は「あの時代を生きた男の決断を、後世に伝えなければいけないと意識が変わった。期待に沿えるよう、とにかく頑張りたい」と気を引き締めた。伊勢谷友介(29)、上野樹里(19)らが共演で、来秋公開予定。