男子ゴルフの世界選手権シリーズ、アメリカン・エキスプレス選手権は9日、サンフランシスコのハーディングパークGC(パー70)で最終ラウンド行い、67で回ったタイガー・ウッズ(米国)が通算10アンダー、270で並んだジョン・デーリー(米国)とのプレーオフを制し、今大会4度目で世界選手権シリーズでは10度目の優勝を飾った。今季ツアー6勝目で、通算46勝目。
初日は62位と出遅れた丸山茂樹はウッズらと並ぶこの日のべストスコア
67をマーク、通算3アンダー、277で11位に入った。今野康晴は通算イーブンパーの280で25位だった。(共同)
〇…米ツアーの人気者同士のプレーオフは2ホール目でデーリーが痛恨のミスをしてウッズが勝利をつかんだ。ウッズがパーとしたのに対し、デーリーの約1メートルのパーパットは無情にもカップにけられた。先にパットを沈めて次のホールに向かって歩き出していたウッズは信じられないといった表情を浮かべ「本来の勝ち方ではない。デーリーは素晴らしいゴルフをしていたから、あんな終わり方をするべきではなかった」と気遣った。(共同)
〇…丸山はスタートの1番でいきなりショットが乱れたが、第4打をチップインさせてパーをセーブ。これで勢いに乗って5バーディー、2ボギーの67で締めくくった。初日は74で62位だったが、その後は3ラウンド連続アンダーパー。順位も47位、26位、そして11位まで上げた。前週2位の好調を持続させた形となり「尻上がりに良くなって良い結果になった。初日のスコアが反省点だが、それを考えるとナイスフィニッシュ」と満足そうだった。(共同)