長野県松本市安曇の北アルプス穂高連峰の涸沢(からさわ)で、紅葉が見ごろを迎えた。標高約2300メートルにある山小屋、涸沢ヒュッテ周辺では、ナナカマドの赤、ダケカンバの黄、ハイマツの緑がコントラストを描いて山肌を美しく染め上げている。毎日約1000人の登山者が紅葉を楽しんでおり、8日からの3連休には約5000人が入山した。
同ヒュッテで働く小林銀一さん(75)によると、今年は気象条件に恵まれ、例年より色づきがいいという。今月中旬以降には、標高約1500メートルの上高地周辺の紅葉も見ごろになる。【藤原章博】