相撲に続いて映画界にもモンゴルの風が吹いている。5月のカンヌ国際「映画祭でも評判となった「天空の草原のナンサ」のビャンバスレン・ダバー監督(33)が13日、都内のホテルで会見した。モンゴルで語り継がれる伝説や昔話をモチーフに、遊牧民一家のきずなを1匹の子犬に絡めて紡いでいく物語。ダバー監督は「変化の過程にある社会の中で、自然と共存しながら生活している家族も少なくなってきました」と実情を説明しながら「本当の家族に演じてもらいましたが、素晴らしい人たちでした」と語った。横綱・朝青龍についても言及。「お会いしたことはありませんが、国中で知らない人はいません」と相撲にも興味を持っている様子だった。12月公開。