米プロバスケットボール、NBAのクリッパーズは31日、開幕登録選手を発表し、田臥勇太は登録メンバーから漏れ、2年連続のNBAでのプレーはならなかった。残り1人の枠をめぐり田臥は当落線上にいたが、最後は同じポイントガードでNBA7年の経験があるゴールドマイアが残った。
クリッパーズは、登録締め切り直前までコーチ会議を開いて検討。ダンリービー監督は「田臥はキャンプ、オープン戦でいいプレーをしたが、最後は経験のある選手を残した」と説明した。
田臥は「充実した1カ月だった。自信もついた。経験を言われると、どうしようもない」と、さばさばした表情で話した。今後については未定という。他チームから獲得申し込みを受ける可能性は極めて低く、下部リーグでプレーする道を探ることになりそうだ。
田臥は昨季、サンズで日本人初のNBA選手となり、2年連続のNBA入り成るかが注目されていた。NBAは11月1日に開幕する。(共同)
▽田臥勇太 充実した1カ月だった。サンズで解雇されたときは落ち込んだが、きょうはすごく前向き。結果はこうだったが、自信はついた。経験を言われると、どうしようもない。今後のことは今は考えられない。(共同)