日本サッカー協会は7日、来年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会で日本代表が着用するホーム用の新ユニホームを発表した。
04年1月発表の現行モデルでは、淡い青が基調だったが、今回はベスト16に進出した02年W杯日韓大会と同じ濃さに戻した。また、一部に空色を配して世界への飛躍を願うととも、両脇に日本刀の刃文(刀身の紋様)をモチーフにした曲線をあしらい、力強さと美しさ、日本の伝統を表現した。ジーコ監督は「美しいデザインだ。このユニホームがW杯で幸運をもたらしてくれることを願う」と話した。【小坂大】
◇日本刀をイメージ…サムライ精神で戦う?
サッカーの日本代表が来年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会で着るユニホームは、日本刀をイメージした模様が特徴だ。制作したアディダスジャパンのロバート・ラングスタッフ社長は7日、発表の会見で「日本の伝統であるサムライ精神で戦えるようにデザインした」と説明した。
現行のホーム用のユニホームは04年2月に発表。薄い青を採用したが、今回は02年W杯モデルと同じ濃さに戻した。日本刀をモチーフにしたのは、伝統と文化を表現してファンとの一体感を持つ狙いだという。機能的には独自の技術でフィット感と通気性を高めており、GK用は従来の胸に加えて腕にもシリコンを張り、ボール保持力を強めた。
実際に着用した中田浩(マルセイユ)は「着心地がよかった。自分の力を100%発揮できる」とコメントした。新ユニホームはキリンチャレンジカップ2005・アンゴラ戦(16日、国立競技場)から使用される。アウエー用は来年に発表される予定。【小坂大】