住宅販売代金の手付金560万円を着服していたとして、警視庁新宿署は11日、川崎市多摩区中野島4、野村不動産(東京都新宿区)の元社員、井口重浩容疑者(37)を業務上横領容疑で逮捕したと発表した。約1億5000万円を着服していたとみて追及している。
調べでは、井口容疑者は、一戸建て分譲住宅の販売を担当していた昨年11月下旬、顧客から支払われた手付金560万円を着服した疑い。「バカラ賭博の借金返済に充てた」と容疑を認めている。社内調査で着服が判明し、今年4月に懲戒免職とし、同8月被害届を出していた。【石原聖】