【ワシントン及川正也】12日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、北朝鮮が準備しているとされる長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射実験について、実験に移す「十分な兆候」があると米政府高官が語った、と報じた。これに関連し、ロイター通信は12日、発射実験が早ければ「来週」にも実施される可能性がある、との米当局者の話を伝えた。
テポドン2号は米本土に到達するとされる。ただ、同紙は別の米当局者の話として、北朝鮮は米国の偵察衛星に監視されているのを承知しており、注意を引くための「脅し」の可能性もあるとの見方も示している。
毎日新聞 2006年6月13日 9時47分