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橋梁工事:ピアノ線取引で“裏値引き”10億円分配

作者:武田良敬  来源:mainichi-msn   更新:2006-7-4 8:19:29  点击:  切换到繁體中文

橋梁(きょうりょう)建設工事に使うピアノ線(PC鋼線)の取引で、メーカーから施工業者や卸業者に対し、納入価格の1~2割のキックバックが常態化していたことが明らかになった。国土交通省など発注元には明かさずに、40年近く続いていた。卸業者のうち1社とメーカーの間で年3億~4億円のキックバックが判明し、業界全体では年間10億円以上に上るとみられる。資材価格を高止まりさせたうえ業者間で利益を山分けしていた形で、公共工事に巣食う業界の体質が浮かび上がる。メーカー側は「値引きの商慣習」と釈明するが、国交省は不透明だとして関係者から事情を聴くなど調査を始めた。

 業界団体などによると、PC鋼線の消費量は昨年度、全国で4万9989トンで、市場規模は約120億円。住友電工スチールワイヤー(住電SW=兵庫県伊丹市)▽神鋼鋼線工業(同県尼崎市)▽鈴木金属工業(東京都千代田区)--が主要メーカーだ。

 PC鋼線取引の大半は、鋼線の組み立て技術をもつ定着具業者がメーカーから一括で仕入れ、施工業者に卸売りする。内部資料や関係者の証言で明らかになった01~04年の直径12.7ミリのPC鋼線取引でみると、メーカーからキロ204円で購入した東京都港区の定着具業者が、施工業者にキロ219円で卸した。公共工事への納入額は、国交省所管の公益法人が調査、公表する「実勢価格」があり、当時キロ236円。施工業者はその価格で積算、公共工事の発注者に入札していた。

 しかし、取引はこれだけでは終わらない。定着具業者は鋼線納入後、メーカー側にキロ22円の「割り戻し」を請求。施工業者も、価格の1割ほどをメーカーに請求し、それぞれキックバックさせていた。定着具業者は、通常取引の利益とは別に、月2000万~4000万円、年間3億~4億円をメーカーから得ていた。

 メーカーによると、キックバック額は定着具業者、施工業者それぞれとの交渉で決め、企業秘密扱いという。国交省幹部は「部分的に見れば民-民の関係とはいえ、適正な価格形成に影響を及ぼす可能性がある」として、関係企業を呼び、実態把握を進めている。

 住電SWの親会社の住友電気工業広報部は「率もさまざまで個別には答えられない。経緯は古い話で不明だが違法な点はない。ただ、格好の良いものではないので今後、あり方は検討したい」とコメントした。また、神鋼鋼線工業総務課は「受注競争の中で、通常ある値引きだ。施主が知っているかどうかは分からない」と話した。【武田良敬】

 ■ことば(PC鋼線) 強化コンクリート(プレストレスト・コンクリート=PC)製橋梁建設に使う基本資材のピアノ線。強度や張力を利用してコンクリートの橋げたに縦横から圧力を加え構築する。大型橋の組み立て時は、橋柱に鋼線を結びつける定着具を使う。低騒音でメンテナンスが少なくても済む利点から過去20年で急成長。昨年度、PC橋の工事総額は約4000億円で全国橋梁工事の約4割を占めている。

毎日新聞 2006年7月4日 3時00分


 

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