25日午前0時20分ごろ、大阪府豊中市南桜塚1の11階建てマンションで、「人が落ちた音がした」と近所の人が110番通報があった。府警豊中署員がごみ置き場の屋根に若い男女2人が倒れているのを発見、間もなく死亡が確認された。現場に残されていた2人の携帯電話のメールに「一緒に飛ぼう」などのやり取りがあり、同署は2人が自殺目的で知り合い、飛び降りた可能性もあるとみている。
調べでは、男性は三重県名張市の会社員(27)と、女性は兵庫県川西市の大学生(22)。10階と11階の間の踊り場に女性用の靴と男性用ウエストポーチがあり、2人はそこから約25メートル下のごみ置き場の屋根に飛び降りたとみられる。携帯電話2台には、24日夜、飛び降り自殺を計画したようなやり取りが双方のメールに残されていたが、以前の関係は不明という。【山根真紀】
毎日新聞 2006年7月25日 11時47分