飲酒運転の検問をする警察官=名古屋市中区栄で11日午後8時29分、渡辺千草写す
全国各地で飲酒運転による事故が多発しているのを受け、愛知県警は11日夜、中部地方屈指の繁華街である名古屋市中区の栄、錦地区で緊急の飲酒検問を行った。
検問は午後7時半過ぎから、中署員を中心に74人体制で行われた。繁華街を結ぶ久屋大通の2カ所に分かれ、通行する車を止めてドライバーの息を確認。啓発のチラシを渡し、飲酒運転をしないよう呼びかけた。
愛知県内の交通事故死者数は224人(10日現在)で、全国ワースト1。飲酒運転に絡む死亡事故件数も04、05年と全国最多を記録し、今年は8月末現在で29件に達している。【鈴木顕】