半世紀ぶりに町中を疾走する「カバ車」=兵庫県尼崎市で24日午後3時半、三村政司写す
兵庫県尼崎市の市立高校生とカバヤ食品(岡山市)が復活プロジェクトに取り組んでいた宣伝車「カバ車(しゃ)」が24日完成し、愛らしく生まれ変わった2代目が同市内の公道を試走した。
車検にも合格し、この日はタイヤ交換など最後の調整作業実習の後、生徒たちがカバ車に乗り込んだ。阪神尼崎駅前や国道2号などを走ると、沿道の通行人の目線はくぎ付けになっていた。
助手席に乗った尼崎工業高機械科2年、榎園美洋さん(17)は「恥ずかしかったけれど、初代より2代目の方が可愛くていい」とはにかんでいた。11月4日に同社に引き渡され、初代同様、各地を宣伝で回る。【西浦久雄】