28日午前5時ごろ、川崎市宮前区平5のマンション3階に住む無職の男性(42)から「両親が自宅で死んでいる」と神奈川県警宮前署に届け出があった。同署員が駆けつけたところ、70代くらいの女性が布団の上に倒れた状態で死んでいた。目立った外傷はなく、死後約2週間が経過しているとみられる。同署は詳しい死因などを調べている。
調べでは、この部屋では無職の男性と両親が3人で暮らしていた。男性は「父親は病気で死んだ。母親は1、2日前に首をつって死んだ」とも話しているという。同署は死亡していた女性は、男性の母親とみて詳しい事情を聴くとともに、父親の行方を捜している。
マンションの住民によると27日未明、現場の部屋から「ドンドン」という大きな音が5分くらい続いていたという。現場は東急田園都市線鷺沼駅から北に約2キロの住宅街の一角。【堀智行、吉住遊】
毎日新聞 2007年2月28日 12時11分