日本代表やJリーグ・横浜マ監督を務めた岡田武史氏(52)が、日本サッカー協会の環境対策を考える特任理事に就任することになった。8日開かれた同協会の理事会で決まった。これまで選手に注いだ厳しい目を、今後はピッチ外の環境問題に向けることになる。
以前から環境問題に関心を持っていた岡田氏は、サッカー界として取り組むよう提案してきた。日本協会は近く、岡田氏らをメンバーとする専門プロジェクトを立ち上げ、スタジアムにおける割りばし撤廃やゴミ減量化などに取り組む方針だ。
昨年8月、成績不振を理由に横浜マ監督を辞任した岡田氏だが、これで現場復帰は当分なさそう。日本協会の田嶋幸三専務理事は「企業とは違うスポーツ団体の取り組みを示したい。(岡田氏が)サッカーの技術的な仕事に携わることはない」と語った。【仁瓶和弥】
毎日新聞 2007年3月8日 19時44分