筑波大(茨城県つくば市)は14日、東京キャンパス(東京都文京区)に入居している団体から受け取った光熱水費など計約2000万円を着服したとして、同キャンパスの会計担当の男性職員(40)を懲戒解雇した。職員は「主に競馬に使った」など着服を認めている。同大は近く損害賠償請求訴訟を起こすとともに刑事告訴する方針。
同大によると、職員は03年6月~06年3月ごろ、放送大学学習センターなどが支払った光熱水費計約1200万円を着服。また、学内の物品購入代金として同大の預金口座から引き出した計約800万円を着服していたという。職員は受け取った金を入金したように書類を偽造するなどしていた。昨年6月に未回収金が判明、その後も残高が減らないため職員を追及して発覚した。【石塚孝志】
毎日新聞 2007年3月14日 19時33分