名古屋市発注の地下鉄工事を巡る談合事件で、独占禁止法違反の罪で起訴された5被告のうち3被告について、名古屋地裁は21日、保釈決定を出した。名古屋地検は同日、3被告とも準抗告したが同地裁はいずれも棄却し、3被告は保釈された。
保釈されたのは▽奥村組名古屋支店元次長、後藤邦夫(63)▽清水建設名古屋支店元営業部長、河島嘉(61)▽鹿島名古屋支店次長、浜島哲郎(57)の3被告。保釈金は後藤、河島両被告が900万円、浜島被告が700万円で即日納付された。大林組名古屋支店元顧問、柴田政宏(70)と前田建設工業中部支店元副支店長、柴田幸男(59)の両被告は保釈が申請されていない。【月足寛樹】
毎日新聞 2007年3月22日 1時26分