睡眠時間が6時間を切る状態が長く続いた場合、反応が鈍くなったり、明晰な思考を維持できなくなったりするなど、精神面の疲労が2日連続の徹夜に匹敵することが最新の研究で分かった。中国睡眠研究会が31日、上海市で開催された専門フォーラム「睡眠の健康への注目」で発表した。
同研究会は今年3月から、全国的なアンケートを実施。有効回答者1万455人のうち、27.3%が「自分に睡眠障害があると感じる」、42.3%は「薬物治療を何も受けていない」と答えている。
上海市中国医学不眠症医療協力センターの王翹楚主任は、「自分の睡眠の質を重視し、食事に睡眠を促進する乳たんぱく質を増やす。必要な場合には、精神・身体の総合治療によるコントロールに努め、睡眠の質を確保することも必要だ」としている。(編集MM)
「人民網日本語版」2004年9月1日