日立万胜日前开发出了一种可使燃料电池铂催化剂(Pt)的直径减小到2nm的催化剂合成技术。将在2005年4月1日在日本熊本大学召开的“电气化学会第72届大会”上发表(演讲序号为1G09。题目为“添加非金属元素实现燃料电池PtRu催化剂微粒化及其电池特性”)。
铂目前已经被广泛用作燃料电池催化剂。为了提高活性,业界认为通过缩小铂的微粒直径来增大反应面积是一种行之有效的手段。比如最常用的方法就是使用表面积很大的碳载体,提高其活性。但是,由于这种碳载体存在大量的微小空洞,因此进入这些空洞的催化剂就起不到催化作用。为此,业界一直都在寻求不需依靠碳载体表面积的催化剂活性化技术。
通过添加磷(P)实现微细化和分散化
日立万胜通过在铂钌(PtRu)中添加磷,成功地开发出了不依靠碳载体表面积,即可实现直径仅2nm的微细铂钌磷(PtRuP)催化剂的合成技术。估计是利用所添加的磷切断铂与钌的金属键(Metallic Bond)而实现微细化的。除微细化以外,还产生了粒径分布范围减小的效果。催化剂粒径过去一般分布在2nm~10nm之间,范围较大。而添加磷之后,其分布范围则缩小到了2.0±0.5nm。
根据利用试制的直接甲醇方式燃料电池,对催化剂效果所做的测试结果,在最大功率密度方面,老式催化剂为38mW/cm2,而新催化剂则达到了64mW/cm2,相当于前者的约1.7倍。日立万胜正在自行开发燃料电池,此次开发的催化剂不准备对外销售。 |
日立マクセルは,燃料電池の触媒となる白金(Pt)の直径を2nmに微細化する触媒合成技術を開発した。2005年4月1日から熊本大学で開催する「電気化学会第72回大会」で発表する(講演番号1G09「非金属元素添加による燃料電池用PtRu触媒の微粒子化と電池特性」)。
Ptは,燃料電池の触媒として広く使われており,活性を高めるために,微細化して反応面積を増やすことが有効とされている。例えば,大きな表面積をもつカーボン担体を使って活性化する方法が知られていた。しかし,表面積が大きいカーボン担体には微細な穴が多数存在するため,穴に埋没した触媒が反応に寄与しなくなる。そのため,カーボン担体の表面積に依存しない触媒活性化技術が求められていた。
P添加で微細化と分散化
日立マクセルは,白金ルテニウム(PtRu)にリン(P)を添加することで,カーボン担体の表面積に依存することなく直径が2nmと微細な白金ルテニウム・リン(PtRuP)触媒を合成する技術を開発した。添加したPが,PtやRuの金属結合を切断して微細化につながったとみられる。微細化のほかに,粒径分布の範囲が狭くなる効果も現われた。従来は触媒の粒径が2nm~10nmと広く分布していたが,Pを加えると2.0±0.5nmの範囲に収まったという。
ダイレクト・メタノール型燃料電池を試作して触媒の効果を評価したところ,最大出力密度は従来の触媒が38mW/cm2だったのに対して,新触媒は64mW/cm2と約1.7倍になった。日立マクセルでは燃料電池の自社開発を進めており,今回開発した触媒の外販は予定していない。 |