新潟県中越地震で被災した長岡市と小国町で24日、仮設住宅への入居が始まった。部屋の鍵を受け取った被災者たちは、損壊した自宅から持ち出した家財道具をさっそく運び込んだ。
入居が始まったのは長岡市の旧国鉄操車場跡地の190戸と小国町の25戸。市内の親族方に身を寄せていた自営業高橋ヒロエさん(65)は「夫と2人で入ります。狭いけれどぜいたくは言えません」。耕耘機で家財道具を運んできた小国町の農業木我日出彦さん(64)は「とりあえず住める所ができた」と話した。
新潟県は仮設住宅を13市町村で計約3500戸建設する予定だ。 (11/24 19:29) |