日本信州大学纤维学院功能高分子系的谷口研究室日前成功开发出了亮度大约为1000万cd/m2的有机EL元件。这是2005年3月16日在东京工业大学由日本应用物理学会主持召开的“日本第95届微小光学研究会”上宣布的。该元件的有关详情将在2005年3月29日于日本埼玉大学召开的“日本第52届应用物理学联合演讲会”上发表。
假如一个挨一个地将这种元件摆上1m2,便可得到1000万cd。这一亮度相当于功率1KW左右的探照灯的亮度。该元件的半导体层使用了低分子类磷光材料。发光效率也高,“内部量子效率几乎达100%。外部量子效率也接近20%”(信州大学教授谷口彬雄)。
据谷口透露,此次的有机EL元件是坚持开发有机EL激光器而得到的成果。谷口表示,2004年秋就曾开发成功亮度超过200万cd/m2的有机EL元件,在随后不到半年的时间里又将亮度提高了数倍。谷口认为,“如果亮度能达到1000万cd/m2,那么离实现塑料生物激光器也就只差一步之遥了”。 |
信州大学 繊維学部 機能高分子学科の谷口研究室は,輝度が約1000万cd/m2と極めて高い有機EL素子を開発した。2005年3月16日に東京工業大学で開催した応用物理学会主催の「第95回微小光学研究会」の場で明らかにした。同素子についての詳細は,2005年3月29日に埼玉大学で開催する第52回応用物理学関係連合講演会で発表する。
有機EL素子の高輝度化の研究では,これまでも同研究室が他を大きくリードしてきた。これまでの最高輝度は,同研究室が2004年秋に開発した素子の200万cd/m2。今回はこれをさらに数倍上回った。谷口研究室以外では,数十万cd/m2がやっとの状況である。1000万cd/m2は肉眼で直視するのが危険なほどの輝度である。例えばこの素子を1m2に敷きつめて1000万cdを得ると,消費電力が1kW前後のサーチライトに相当する明るさとなる。
今回の有機EL素子の半導体層には,低分子系の燐光材料を利用した。発光効率の点でも「内部量子効率はほぼ100%。外部量子効率でも20%近い」(同大学 教授の谷口彬雄氏)と高い。
谷口氏によれば,今回の高輝度で発光する有機EL素子は,まだ実現していない「有機ELレーザ」の開発の一貫で得られた。DFB(分布帰還)と呼ぶ,半導体でできた回折格子を共振器として利用し,有機ELの発光素子と組み合わせてレーザ発振をさせることを狙っている。「1000万cd/m2あれば,レーザの発振条件としては十分」(谷口氏)。 これからDFBの格子間隔の微調整や有機EL素子の発光面に関する工夫を進めるところで,レーザ発振を近い将来に実現できる見通しだという。 |