米インテルは2日(米国時間)、米国のハリケーン災害に対応し、全避難所で無線LANによるインターネット接続サービスを無料提供すると発表した。赤十字を通じてノートパソコン1500台も寄贈する。同社の取り組みは、インターネット、電子メールが生活必需品になってきたことを改めて印象づけた。
インテルは通信会社などと協力し、すべての避難所でブロードバンド回線を確保。冠水で通信線の敷設が難しい地域では、ケーブルの代わりに無線ブロードバンド技術を活用する。避難所に合計150の無線LANアクセスポイントを設置するほか、ニューオーリンズの中心街や空港でも無料サービスを提供する。
インテルは従来からノート機への無線LAN搭載を積極的に呼びかけ、半導体の売り上げ拡大に成功している。被災者支援は社会貢献である半面、無線LAN普及への期待もありそうだ。【南優人/Infostand】
インテル
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20050902corp.htm
2005年9月5日