産業再生機構の支援を受けて経営再建中のダイエーは11日、再建計画の柱にしている食品スーパーの1号店を、11月にも東京都世田谷区に開くことを明らかにした。グループの食品スーパー、セイフー三軒茶屋店を模様替えする形で、24時間営業にする。ダイエーの樋口泰行社長が同日の報道番組で明らかにした。
1号店は売り場面積約900平方メートルで1階建てにする。24時間営業で、コンビニエンスストア並みの利便性を消費者に訴える。同社は食品スーパーの新規出店で食品部門を強化し、収益の柱に育てる考え。今後5年間で総額約400億円を投資し、100店舗程度の食品スーパーを首都圏や近畿圏に出店する方針だ。
同社は53店舗を上限に不採算店閉店や、総合スーパー(GMS)の改装も進めている。【小原綾子】
毎日新聞 2005年9月11日 19時20分