大手スーパーダイエーの創業者で、戦後の流通業界をリードしてきた中内 功氏が死去しました。83歳でした。
中内氏は先月末に倒れて脳梗塞と診断され、神戸市内の病院で療養中でした。
中内氏は、1957年、大阪市内にダイエーの1号店を開店、安売り路線で全国に店舗網を拡げ「流通革命の旗手」と呼ばれました。1972年には売上高で三越を抜いて小売業日本一となり、プロ野球球団「南海ホークス」やリクルートを相次いで買収するなど、持ち前のカリスマ性を発揮して拡大路線を押し進めました。
しかし、バブル崩壊後は積極経営が裏目に出て業績が悪化。2001年には経営不振の責任をとって取締役を退任し、経営の第一線を離れていました。