JR福知山線の脱線事故から間もなく5カ月が経ちますが、国土交通省は、遺族を対象に初めて事故原因の説明会を開きました。
国土交通省の説明会は58組96人の遺族が出席し、現場近くのホールで今も続いています。
国土交通省の事故調査委員会は今月6日、事故原因の中間報告を公表しましたが、遺族からは「内容が難しい。直接的な事故原因に触れられていない」として、説明を求める声が相次いだため、説明会を開くことにしました。
「(中間報告の)難しい言葉でね表現してますので、そこらへんのことをかみ砕いて遺族に説明されるんじゃないかと。原因究明の決着つけてくれれば、遺族も心も安らぐと思うんですけどね」(妻を亡くした西野道晴さん)
会では、事故調査委員会の担当者が映像を使って説明を行ったほか、質疑応答にも応じています。
国土交通省では今後、負傷者への説明も検討しています。