経営再建中の大手スーパー・西友は、小売業で世界最大のアメリカ・ウォルマートストアーズの子会社になると発表しました。
具体的には、西友が今年内に総額1150億円の新株を発行し、ウォルマートが675億円分を、メインバンクのみずほコーポレート銀行が475億円分を引き受けることで3社が合意したものです。
この結果、ウォルマートの持株比率は50%を超えて、西友はウォルマートの子会社となります。
西友は3年前からウォルマートの支援を受け資本増強を進めていましたが、今回の増資で財務面のリストラを完了します。
西友の渡辺CEOは「将来の成長に向け積極的な投資が可能になった」と述べて、今後は新規の出店や店舗の改装を進め、収益の改善を行う考えを明らかにしています。